まさかとは思ったものの、自民党が上越新幹線の残区間である新宿〜大宮間の建設計画を
推進するという報道が為されたので、対案として考えてみました。 新幹線自体の新宿〜大宮間延伸なんて事をするよりも、在来線(東北貨物線)を利用した方が 遥かに高効率だと思うのですが…。 |
●ルート ●車輌 ●所要時分等変化 |
●車輌 コスト抑制を第一とすれば183系余剰車が最適だろうが、大宮発着を設定せざるを得ない状況になって なおもそれでは流石にサービスレベルの均衡が取れないと思われるのでE257系としておく。性能上の 要請ではなく、あくまでアコモ等の問題である。 編成長は9〜15連程度だろうか。E257系の場合バリエーションに富み過ぎるので、逆に編成図は略す。 |
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※:通過分岐器数の大幅抑制による時短効果と地平-高架の勾配による延着効果を相殺 アプローチ線建設で新幹線建設の場合に比べ20分弱の所要時分差となるが、建設費が数十分の一に 抑えられるので投資回収は極めて容易となる。リレー特急の場合料金収入のみでも新宿〜大宮 間で250(自由席)円若しくは500(指定席)円の増収となり、25往復/日、利用者300名/列車で 年間13億6875万円の増収となる。つまり、需要創出を無視してもなお十分にペイできる ものとなるのである。 一方、新幹線の場合一部区間で1000円増収となるが、殆どの場合200円の増収に留まる。2倍 本数、800名/列車としても年間60億円程度の増収に留まり、相当レベルの需要創出が為されなければ マイナスとなりかねない。新幹線建設であるからJR以外の財源を用いることとなるのだろうが、果たして 大部分が償還困難な事業に昨今の情勢で取り掛かって良いものなのだろうか。 少なくとも、現行整備各線が完工する目処が立ってからの着工にすべきだと思うが。 |
念の為記しておきますが、以上は既設設備等一部の例外を除いて全て公表された計画を下敷きとして
独自に試算したものです。あくまで一個人の試案ですので、検索等で来られた方は誤解の無き様。 なお、引用は幾らでも御自由にどうぞ。 ○履歴 立案・着手:1/31 計算:2/1 打ち込み・文章・公開:2/22 参考資料:○ルート・線路条件 JR時刻表、 記憶(貨物線渋谷〜大宮間は通勤・通学等で使用している為これで足りる) ○車輌資料 自筆ノートのみ (以上敬称略) |