アシッド合成

アシッドレインは補助呪紋ながら攻撃呪紋と合成が可能です。
ただし、通常合成とは異なり呪紋のダメージに上乗せされるのではなく
耐性係数の値を変化させます。
呪紋の属性は吸収元のものに変わります。

ここで耐性係数について補足します。
耐性係数とは攻撃呪紋のダメージ算出に使われる変数の一つです。

[def[(a+[bM]+[cN])]]

上記、ダメージ算出の一般式のeがそれにあたります。
ダメージ算出式によって得られた値を確定ダメージといいます。

通常eはFig1のような値を取ります。
なお、この式は流れ星の海ものを転載しています。

Table1-耐性係数の取りうる値
状態 e
通常 1
半減 0.5
弱点 2
無効化 0

アシッド合成はこの耐性係数を変化させる合成となります。
その変化の範囲は敵のパーティーにより決定されます。
Fig2にその判例を示します。

Table2-アシッド合成時の耐性係数
状態 e
カウンターストップ
合成効果無し 1
ダメージ無し 0
9999回復 -∞

カウンターストップ、回復時のeの値は便宜的な物です。
実際はeにものすごく大きな(小さな)値が代入されていると思われます。

エルリア周辺での1000回のサンプリングの結果をFig3にしめします。
サンプル対象はゴウトヘッド、エルダーマギウスです。
合成に使用したのはイラプションです。

Table3-耐性係数の分散(1)
状態 発生確率
カウンターストップ 1/2
合成効果無し 1/6
ダメージ無し 1/6
回復 1/6

また、ファンシティ周辺での500回のサンプリング結果をFig4に示します。
サンプル対象はリキハ、ウィザード及びヘルハウンドです。
同じくイラプションを合成に使用しました。

Table4-耐性係数の分散(2)
状態 発生確率
カウンターストップ 1/2
合成効果無し 1/4
ダメージ無し 1/4

Fig3、Fig4より約半数がカウンターストップを起こしそれ以外はほぼ均等に現れます。

一般に言われるようにアシッド合成すると9999になるというのはある意味正しいのですが
実際は合成結果の半数に過ぎません。
敵パーティーによっては回復が発生する場合もあることを忘れないように。

呪文合成である以上、アシッド合成は地水火雷のいずれかの属性でしか発生しません。
また、術者の都合上水属性は敵との反応に限られます。

特殊な耐性が設定されている敵に対してはそれに従うため結果が通常とは異なります。
ミカエルは火属性吸収のほかに 水を除く全属性の呪紋の確定ダメージに0.5を掛ける
と言う処理がされるためイラプションとの合成は4999回復という値を出します。

敵との反応が起こった場合、全滅は必至です。
属性防御が半減では代入される値の大きさのため防ぎきれません。
無効、若しくは吸収で回避するか、確定ダメージを軽減する装備をするしかないでしょう。

なお、このデータは流れ星の海の式に準拠しています。


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