打倒十賢者(ミカハニ編)
以下の物語は実際に僕が倒したやり方です。
スレイヤーリングがあればそっちを装備してください。
バーニィシューズは持ってますよね?
「セーブポイントですわね・・・・・・」
セリーヌがいち早くその存在に気付く。
ここはフィーナルの五階。
彼らの目の前には巨大な扉が立ちふさがっている。
「私の感だとこの奥に十賢者がいるわ。何なら賭ける?」
「そんな分かりきった賭けに誰が乗るか。少しは考えろ、オペラ。」
オペラのいつものセリフをエルネストがたしなめる。
「オペラさんらしいと言えばそれまでですけどね。」
「あら、分かってるじゃないレナ。」
「は〜い、カットそこまで。」
「あのさぁ、そろそろ作戦会議初めてもいいかな?クロードお兄ちゃんが困ってるよ。」
「そうだな。なんせ相手はかなり高位の十賢者のはずだからな。だろ?」
「そうですね、ボーマンさん。」
クロードが苦笑しながら答える。
「それじゃあ、チサト、よろしく。」
「まっかせて。私の情報によると次の相手はミカエルとハニエルね。」
チサトが懐から手帳を取り出しページをめくる。
「ミカエルは火の呪紋が得意みたいよ。弱点は水、それ以外の属性ダメージは半減ね。」
「それじゃあボクは外せないね。」
「頼りにしてるぞ、レオン。」
クロードはレオンの頭をぽんっとたたく。
「えへへ・・・・・・」
「得意技はスピキュール。あっと、これ呪紋じゃないから。」
「しっかし、おまえさんよく調べたなぁ。」
ボーマンが感心する。
かく言う一階での戦闘のときもチサトの情報のおかげで事無きを得たような物だった。
「そこん所は企業秘密よ。続き行くわね。」
再びメモに目を落す。
「まれにキュアオールを使うらしいけど・・・・・・まぁ、レナの回復量に比べたらかわいいもんね。」
「ミカエルについてはそれで終わりですの?」
「ええ、こんな所かしら。」
「ハニエルはどうなのさ?」
レオンに聞かれてチサトは顔をしかめる。
「かなり厄介ね。とりあえず効かない属性はないみたいよ。」
「ならわたくしの呪紋で一撃ですわ。」
「ところがそうでもないのよ。まずは負属性呪紋のロストメンタル、ブラッドスキュラを使うらしいわ。」
「あれか・・・・・・」
いやな思い出でもあるのかエルネストが呟く。
「十賢者レベルともなると吸収量もすごいんだろうな。」
「予想では300MPぐらいは持っていきそうよ。」
「うへっ、そいつぁすごい。」
「さらに得意技のマインドブラストは毒、麻痺、石化の追加効果があるそうよ。」
「なんだかむちゃくちゃな話だな。」
「以上を踏まえた上でメンバー編成、クロード頼むわね。」
「分かった。」
そして、クロードはメンバーを見渡す。
レナ、セリーヌ、ボーマン、オペラ、レオン、エルネスト、チサト。
この中から誰を入れるか?
悩んだ挙げ句クロードは結論を出す。
「レナ、回復は頼むよ。」
「うん。」
「レオン、あいつらを君の呪紋でやっつけてくれ。」
「まかせてよ!」
「エルネストさん、何かあなたを入れておかないと行けない気がする。」
「気になる物言いだが・・・・・・」
「セリーヌさん、あなたのMPは最後のガブリエルまで残しておきたいんです。」
「分かりましたわ。それでは今回はおとなしく見てますわ。」
既にセリーヌの反論は予想していたようだ。
「それじゃあ装備の確認をするよ。僕の装備は・・・・・・」
セイクリッドティア、デュエルスーツ、ミスリルシールド、オーディーンヘルム、バーニィシューズ
「・・・・・・ってとこかな。」
石化耐性をデュエルスーツ、属性防御をミスリルシールドで行く基本的な装備である。
「私の装備は・・・・・・」
ファルンホープ、ミラージュローブ、カーリーハンド、イシスティアラ、ウィッチブーツ
「・・・・・・こんな感じかしら?」
石化耐性のミラージュローブと火属性を無効にするウィッチブーツを組み合わせたものだ。
「ボクの装備は・・・・・・」
古代の書物、ミラージュローブ、レアガントレット、イシスティアラ、ウィッチブーツ
「・・・・・・でいいよね。」
MP消費を半分に押さえ、石化耐性、火耐性防具で守りを固める。
「それじゃぁ、エルの装備は・・・・・・」
ナインテール、ミスリルメッシュ、ミスリルシールド、デュエルヘルム、スターグリーブ
「・・・・・・でいいわよね。」
「あ、ああ。」
ミスリルシールドで属性防御を固め、ミスリルメッシュ、デュエルヘルムで物理防御をあげた装備だ。
「アクセサリーはどうするんだ?」
「アクセサリーならわたくしに任せていただけるかしら?」
そういうとセリーヌは道具袋からいくつかのアクセサリーを取り出し、クロード達に手渡す。
「クロードにはバーサークリングとメテオリングですわ。」
「へぇ、考えたなセリーヌ。」
ボーマンが感嘆のため息を漏らす。
怒り状態にする事によってダメージを底上げする作戦だ。
また攻撃のかなめのキャンセル鏡面刹を失敗した場合でも二回攻撃が出来る。
セイクリッドティアを装備しているのでフェアリーリングは必要ない。
「エルおじさまにもバーサークリングを渡しておきますわね。」
「すまない。」
「後はフェアリーリングでよろしいかしら?」
「そうだな、一応MPの消費は押さえて置こう。」
「レオン、あなたにはシルバーチャームとウォーターリングがいいですわね。」
「シルバーチャームで呪紋の威力をあげるのは分かるけど・・・・・・」
「おいおい、ウォーターリングはまずいんじゃないのか?」
ボーマンの心配をよそにセリーヌは自信たっぷりで答える。
「甘いですわね。何のためのウィッチブーツなんですの?」
「あ、そっか。」
ウィッチブーツのプラス修正がウォーターリングのマイナス修正を補ってくれる。
その上ミカエルの弱点の水属性呪紋の威力を倍増できる組み合わせだ。
「レナ、あなたにはミスティシンボルとシルバーチャームかしら?」
「回復重視って訳ね。」
フェアリーライトやフェアリーヒールの回復量を増やす組み合わせで万が一に備える。
「アクセサリーの詳しい作り方はここをクリックしてね。」
「チサト、誰に向かって喋ってるのよ?」
オペラがチサトに鋭いツッコミを飛ばす。
「これで完璧だな。」
「それじゃぁ行こうか。」
「ええ!」
全員が扉に向かって歩き出そうとした瞬間!!
「ちょっと待った!!」
ボーマンが制止をかける。
「一応セーブしてから行けよな。」
戦術編に続く・・・・・・